初フルは地獄の5時間19分!熊本城マラソンで「サブ5の風船」が遠ざかっていった初心者の大失敗レース

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サブ5
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【はじめに】
こんにちは!サブ5ハンターです。
前回の記事では、北海道マラソンで4時間44分を達成したお話をしましたが、私の初フルマラソンは、まさに「地獄」そのものでした。
舞台は九州勤務時代に挑戦した「熊本城マラソン(復興マラソン)」。
自己ベストである5時間19分を記録したレースですが、そこに至るまでの情報不足、練習不足、そして当日のオーバーペースという、初心者がやりがちな失敗をすべて詰め込んだドキュメンタリーをお届けします。


【1. 動機は「自分への喝」と、大学時代のおもしろ講義】
当時、サラリーマンとしての毎日にどこか惰性を感じており、「自分に喝を入れたい。人生で一度はフルマラソンを走ってみよう」と思ったのがきっかけでした。
実は小学校1年生のとき、わけもわからず走らされたミニマラソン大会で学年3位になったという小さな原体験があり、根拠のない自信が心のどこかにあったのです。

また、大学の授業で「フルマラソンを完走したら単位をやる」という面白い講義があり、単位を狙った友人の練習に付き合ったものの、友人は制限時間(門限)の壁に阻まれてバス回収、単位もお預けという思い出がありました。
その思い出から「挑戦するなら門限が緩い大会がいい」と考え調べたところ、熊本城マラソンの制限時間が6時間45分だと知り、「これしかない!」とエントリーを決めました。


【2. 準備不足の洗礼:チャリチャリ鳴る小銭と、宿がない問題】
2月の本番に向けて、9月に申し込み。何千人も集まる大会の準備の重さをここで知ります。
学生気分で「10kmを1時間」で走ってみたところ、息が上がるだけでなく、経験したことのない膝と足首の激痛、そして強烈な筋肉痛に襲われました。戸惑った私は「痛くなったら早めに切り上げる、気持ちいいランニング」をお茶濁しのようにメイン練習にしていきました。

本番2ヶ月前、「一度は長く走るべきでは?」と思い立ち、休日に独身サラリーマンの特権を使って、ローカル線沿いをダラダラ走ってみました。
しかし、ポケットに入れた小銭と鍵が「チャリチャリ」と一日中うるさく、「ランニングポーチが必要だ」とここでようやく気づく始末。結局、2時間走っても膝が激痛で20kmに届かず、電車で帰宅。「まあ半分近く歩けたし、残り半分は7時間近くある門限を活かして気合でいけるだろう」と、甘すぎる計算をしていました。

さらに前乗り観光の宿を探すも、どこも満室。空いていても素泊まり1万円超え。「何もかも情報収集不足だ」と痛感しながら、なんとか温泉付きの宿を確保しました。


【3. 有名人との並走で大興奮!そして始まった20kmの地獄】当日の朝、慣れた様子でゼリーを飲むランナーの群れに圧倒され、「棄権したら恥ずかしい」と不安でいっぱいでした。しかし、テレビ中継の近くでココリコの遠藤さんやひょっこりはんを見つけてテンションがアップ!スタートラインでは石原良純さんが「絶対つらいだろーけど、頑張って戻ってこいよ!」と熱いエールをくれ、一気に楽しくなりました。人が多すぎて最初は全然進めないマンモスマラソンの洗礼を受けつつも、熊本城マラソンの強みである「途切れない沿道の応援」と「ハイタッチ」で、どんどんペースが上がっていきます。途中、猫ひろしさんと並走するイベントまであり、「今日はいける!いってしまえ!」と完全にオーバーペースで突っ込んでしまいました。そのツケは、2時間後に回ってきました。突然の激しい膝の痛みと倦怠感。痛む膝をかばうほど、今度は足首まで痛くなり、ペースを落としても痛みが和らぎません。救護所でボランティアさんにマッサージや冷却スプレーをしてもらい、その場は少し楽になりますが、時計は進み、距離は減りません。「そうか、休んだって誰も代わりに進めてくれない。自分の足を動かさないと終われないんだ」座ったら二度と立てない恐怖の中、残り20km以上の地獄が始まりました。

【4. 遠ざかる風船、そして涙のラストスパート】
後半の記憶は正直ほとんどありません。とにかく「300メートル歩いて、少し小走り、また歩く」を繰り返し、1kmごとの看板だけを目標にゾンビのように動き続けました。
途中、風船をつけた「サブ5(5時間切り)のペースランナー」の一団に追いつかれ、「よし、これについていこう!」と思った瞬間もありました。しかし、一瞬で引き離され、気づけばサブ5の風船はどんどん遠く、小さくなっていきました。
それでも、棄権のやり方すら分からないので、這うようにして進むしかありませんでした。

ようやくゴールの熊本城が見えてきたとき、城下町の凄まじい沿道応援に包まれ、不思議と足に力が戻り、少し涙が出そうになりました。
「やっと終わる!」そう思った最後の数百メートル、カーブを曲がった先に待っていたのは、まさかの強烈な急坂(お城坂)。周りのランナーたちからも悲鳴と愚痴が漏れる中、無我夢中で坂を登りきり、なんとかフィニッシュ。

命からがらやりきった初フルマラソンのタイムは、5時間19分でした。


【今回の失敗から得た教訓】

  • 応援の力やハイタッチが楽しくても、前半のオーバーペースは後半の命取りになる
  • 本番半年前から宿の争奪戦は始まっている
  • マラソン中の痛みは決して引かない
  • ポーチを持って走り冷却スプレーや補給ゼリーを常備しておく

この手痛い洗礼を受けた私が、なぜ4時間44分までステップアップできたのか?
次回以降も経験を書かせていただき、整理していきたいと思います。

余談ですが、このときはメダルとタオルに加えてワンピースと熊本城コラボのクリアファイルも貰えました、色々貰う楽しみもフルマラソンのワクワクの一つですね!

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